中学受験を終えてよく聞かれるのが、
「やっぱり幼児教育ってやっていた方がいいんですか?」という質問です。
幼児教室に通っていた子、
公文などで先取りしていた子、
特に何もしていなかった子。
実際に受験を経験してみると、
スタートラインはそれぞれ違うものの、
最終的な結果は「幼児教育の有無だけでは決まらない」
というのが率直な感想です。
幼児教育を受けている子には、確かにいくつかの強みがあります。
たとえば、
・机に向かう習慣がある
・話を聞く姿勢ができている
・図形や数への抵抗感が少ない
こうした「勉強の土台」ができていることは、
小学校に入ってからの学習をスムーズにすると思います。
特に中学受験では、
机にじっと座って取り組む力や宿題を回す習慣がとても大切なので、
この部分は公文式や幼児期のピアノに向かう経験が
活きていると感じる場面もありました。
一方で、計算や漢字の先取りなどの幼児教育をしていたからといって
そのまま中学受験で有利になるかというと、
必ずしもそうとは限らないとも感じました。
なぜなら中学受験で求められる力は
・思考力
・粘り強さ
・自分で考える力
といった部分が大きかったように思います。
受験を終えて一番感じたのは、
幼児教育の内容よりも、
「学ぶことが嫌いにならないこと」
これがとても大きいということでした。
小学生になると、
宿題、テスト、模試…と長い受験生活が続きます。
その中で、勉強が嫌いにならずに知ることを楽しめるといった
気持ちを持ち続けられる子は、
最後まで伸びていく印象があります。
だからこそ、幼児期に何をさせるか以上に、
「学ぶことが楽しい」と感じられる時間をどう作るか。
それが、後々いちばん大きな差になるのかもしれません。