絵が上手な子と苦手な子の違いって?
こどもにはのびのびと自由に絵を描かせたい!
ずっとそう思ってましたし、そう信じてればきっと子供なら自由にたくさん絵が描けると思ってました。
ところが、保育園で飾られている絵の作品を見て最近ふと気づいたんです。
あれ?娘の作品は画用紙いっぱいに絵が描かれていない??
疑問に思ったので、娘に聞いてみました。
「お絵かきするときに、どうして画用紙にちょこっとしか絵を描かないのかな?
もっとたくさん好きなように思いっきり描いていいんだよ!」
すると娘の回答は、
「だって、描き方が分からないんだもん。。」
というものでした。
なるほど。確かに誰だって描く技術がなければ、
何か絵描きたいなぁと思っても何も描けませんよね。
幼児期の絵の得意・不得意というのは、
単純にそのものの描き方を知っているか知らぬかの差が大きいのかもしれません。
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描く技術とは
私も子供の頃から絵画とかデッサンは得意ではありませんでした。
幼稚園の時にも毎回、同じ棒人間のような女の子をひたすら画用紙に描くだけ。
描くテクニックがないと、何度絵を描いたとしても、ひたすら同じものを描き続けるだけで全く成長なんてしないのです。
そこで、書店で見つけたこちらの本↓
えがじょうずになる本
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こども美術教室の先生が監修した幼児向けのお絵かきワークです。
描く内容は、線やグルグルといった手の動かし方から始まり、
丸・三角・四角といった図形を描くところまで発展していきます。
そのあと色を塗ったり模様を描いたり、表現方法を覚えて、
動物や植物・人物の描き方まで学べるようになっています。
▼例えば「アイスクリーム」の描き方
丁寧に一から描き方の説明がついています。
▼右ページは余白となっていて、自由にアイスクリームを描けるようになっています。
▼ちょっといびつだけど、大きく描けています。
▼他にも「ちょうちょ」の描き方とか
▼「ねこ」の描き方とか
凡人は模倣し、天才は盗む(ピカソの名言)
自分の個性を出しながら絵を上手に書くには他人の真似をしちゃいけないのでは?と疑問に思いますよね。
ところが、これは勘違いのようで、自分の絵を上達させたければ、色んな人の真似をすべきだそうです。
例えば同じ絵を毎日毎日描き続けたらどうなると思いますか?
おそらく、その絵だけが上手に描けるようになるでしょう。
当たり前ですが、描いたことのない絵は全く上手になりません。
絵を描いたことのない人の盲点とも言えるのですが、
他人の真似をしたら個性がなくなってしまうかも、、と思ってしまう勘違い。
実はこれは反対で、色んな上手な人の真似をすればするほど、個性も出て上達するのです。
なぜなら、使えるテクニックが増えて、そうなることで色んな作品を描くことができるからです。
これは模倣を利用した上達法ですが、どの分野においても同じことが言えるでしょう。
そして、どの分野の達人もほとんどの人が模倣してそこからオリジナリティを生み出し上達していくようです。
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絵を描くことは成長に繋がる
色々なテクニックや描き方を学んで、楽しみながら自分なりの表現で描いていくことが何よりも大切ですよね。
絵を通して自由な発想力を高めるということは、
これから生きていく中での考え方や生き方にも影響し、
自分自身を成長させてくれるものとなりうるのではないでしょうか。