低学年までは、私が娘に教えるという先生的な役割を担ってきましたが、
高学年になるにつれて、より物事を深く理解するためにも、
娘が先生になり親に教えるというほうが学習する上で効果的なんじゃないかと
考えるようになりました。
例えば大人でも、後輩に仕事を教えるなかで
自分であいまいにしてきたところがあると正確に教えられませんよね。
いざ人に教えようとすると、
「あれ、ここってどうなってるんだっけ?」とあやふやにしてきた部分に気づかされます。
こうやって人に教えるという経験をすることで、
脳に知識が定着し、より深く学習することができるのでしょう。
算数の問題を解いて間違えたものは解説を読んでもらい、
「これは難しそうな問題だね。
ママも解いたけど、よく分からなかったからちょっと教えてもらえる?」
と言って、手を動かしながら作図してもらったり、
一から丁寧に教えてもらいます。
一連の作業としては少し手間もかかりますが、
解き方を自分のものとして会得するには、こういった作業が大事なのではないでしょうか。
人に教えるというコミュニケーションを通じて、
相手の理解度に応じて分かりやすく説明することや思いやりの気持ちも学べるでしょうし、
人の役に立てたということで自分への自信やモチベーションにも繋がるのだと思います。