1週間も前の話ですが、
ひな祭りに娘と一緒に「はまぐりのお吸い物」を作りました。
桃の節句の他にも四季の中にどんな節句があるのかという話をしたり、
ひな祭りや結婚式の祝い事にはまぐりのお吸い物を頂く理由なども話しました。
実際にスーパーに行って、はまぐりには国産と中国産があり、
なぜ値段が違うのか、輸入して輸送費がかかっても中国産のほうが安いのはなぜかなども娘と話したり。
はまぐり一つとっても、色々な親子の会話がうまれました。
帰宅してさっそく砂抜き作業を始めます。
砂抜きをする際に海水と同じ濃度の塩水を作るのはなぜか、
真水ではだめなのか、濃度が薄すぎたり濃すぎたりするとどうなるのか、
そんなことを話しているうちに
貝の中から水管やあしがニョキニョキと出てきます。
「これは貝のどの部分なの?なんで管が2カ所あるの?
まだ生きてるんだね。面白い!」と娘も興味津々でいつまでも見ていました。
砂抜きが終わって鍋の中で熱し、あくを取ります。
味付けはすでに貝からだしが出ているので、お酒と塩と白だしで調整するのみです。
切った三つ葉とおふを入れて完成です。
近年、中学入試の問題でも数多く取り上げられる料理の問題。
将来自立した大人になるために、
炊事などの家事力を身につけて欲しいという
学校側の願いが込められているそうです。
今まであまり季節感を考えた料理のお手伝いはさせてこなかったけれど、
受験の有無にかかわらず日本人の教養としても
季節の行事や台所育児を家庭で大事にしていきたいとと改めて思いました。