娘はこれまで地理はあまり得意ではありませんでしたが、
歴史の授業が始まってからは明らかに楽しそうに取り組むようになりました。
その理由の一つとして考えられるのが、テレビの大河ドラマや歴史漫画の影響です。
教科書や問題集の文字と図だけではつかみにくい歴史の流れや人物像が、
映像や物語を通して生き生きとイメージできるからかもしれません。
「べらぼう」に夢中!
これまでにも娘と一緒に「徳川家康」や「紫式部」を扱った大河ドラマを見てきました。
そして今年のお正月から始まったのは、蔦屋重三郎を主人公にした『べらぼう』です。
化政文化が花開く江戸時代の物語で、喜多川歌麿や歌川広重といった人物も登場します。
これまでの作品でも興味深そうに見ていましたが、今回の娘の反応はひときわ強く、
特に田沼意次が登場したシーンでは目を輝かせて見入っていました。笑
なぜそんなに興奮したのか尋ねてみると、
サピックスの授業で先月、江戸時代を学習したばかりだったからだそう。
「授業で知った人物がテレビで動いている!」と感じたときの感動は、娘にとっても大きな学びの喜びだったのかもしれません。
映像と連動する記憶の力
歴史の知識を得る方法として、テキスト上の学習だけに頼るのはもったいないと思います。
映像や物語と組み合わせることで、出来事の流れや人物の心情がより深く記憶に刻まれるのではないかなと。
視覚や感情を伴った学習のほうが長期記憶にも残りやすいと聞いたこともありますし。
娘の姿を見ていて感じるのは、歴史は単なる暗記科目ではなく、人と物語が織りなす生きた学問だということです。
このような大河ドラマや歴史漫画がその魅力を存分に引き出してくれているのだと実感しています。
学びの興味は、思わぬところで芽生えるものだと思っているので、
これからもさまざまなメディアや漫画を使ったり歴史探訪などをしながら、
娘とともに歴史の世界を一緒に楽しんでいきたいと思います。
皆さんも、歴史学習の際には大河ドラマや歴史漫画をぜひ取り入れてみてはいかがでしょうか。