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AI時代を生き抜く家庭教育

投稿日:2019-05-19 更新日:

私たち親世代が子供だった頃は、記憶する学習を中心に、

決められたことをそれに従って行うということが成績に必要なものでした。

しかし、これからの時代はAI(人工知能)が人の仕事を取って替わり、

どんどん人間にしかできない仕事というものが減っていく時代になるのだと思います。

2020年に大きく変わる教育改革でも「思考力・発想力・読解力」に力を入れた授業や学習が進められていくようになります。

単純な知識の詰め込み・暗記やパターン化された問題に解答することなど、

従来の教育方法では、こちら(人間)が得意とするものも苦手とするものもAIに代替えされやすく、

今後はAIでは代用できない人材が必要となってくるでしょう。

ではAIに負けないようにするにはどうしたら良いのでしょうか?

まずAIが苦手とするのは無から有を造り出すこと(発想力)、深読みすること(読解力)、人間の感情を感じとること(対人コミュニケーション力)だそうです。

原点回帰ではないですが、人間らしく自分の疑問に感じたことや興味をもったことを追究したり、

深読みして意味を考え柔軟にアプローチしていくことがAIに負けない能力を造っていくような気がします。

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AIに負けない力をつけるには

AIはまず読解力が弱く、文章や会話の中から意味を理解することが苦手です。

人間はこれまでの体験や経験などから、自然とその文章の背景や情景、気持ちなどを想像することができますが、

AIは機械的にしか文章を読むことができません。

読解力を鍛えるにあたり、文章や会話の意味を理解するには、

子供の頃からの原体験が最も重要になってくるでしょう。

外で感じた風の香りや太陽の光とか、

家族で一緒に作った料理の美味しさ、

音楽を聴いたときに思い出す思い出や情景など。。

あらゆる事柄に対して感情を抱いたり、心が動かされるというものは、

個人個人生み出される反応は多種多様です。

五感で感じ取り、意味を理解し、自分自身で解釈をすることが人間にしかできないスキルとも言えます。

机の上で学ぶことも土台として大切なことですが、

知識量を単純に増やすことよりも、

たくさんの体験をし多くのリアリティに触れて、

人間にしかできないことを考え、枠にとらわれない新しい価値を生み出せるようになると良いと思います。

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これから家庭教育の中で取り組みたいこと

結局、今の時代では、スマホやパソコンがあれば、どのようなことでも調べることはできます。

ただ、答えが分かる学習では何の意味もありません。

世の中は正解がないことだらけなんですから。。

なぜ?と考え、自分で答えを模索する姿勢が大切なのです。

娘ももうすぐ小学生。

小学生になれば手取り足取り教える必要もなくなってくるかと思いますが、

某大学の研究グループの発表に、

「就学期以降も親子で多くの時間を共有し会話をもつことが言語関連の発達に有効である」

というものがありました。

幼児期においても、小学生になってからも、親子の会話が語彙力を伸ばすことに繋がり、

語彙数が多いほど深く思考し、理解力・創造力も高まります。

日常生活の中で、子供に「なぜそう思ったのか?」「他にはどのようなことが考えられるか?」など、

yes・no」では答えられない問いかけをしたり、

今日の出来事を聞くにしても具体的に内容を聞いていくなどしていくと良さそうです。

小学生以降はニュースや新聞に関する時事話題についても子供と話す機会が増えていくでしょう。

例えば「外国人労働者の受け入れについて」の話題があった場合、

親はどのような問いかけをしてみると良いでしょうか。

パソコンで調べたりすれば、労働者の増加数や増加することの利点・問題点などの情報はいくらでも出てきます。

そこで「自分はどう感じるのか?」「問題点を改善していくにはどうしたら良いのか?」など、

内容を深堀するように子供に問いかけてみて、自分の考えを自分なりの言葉で表現することが、

おのずと思考力を高める練習となっていくと思います。

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